“獅堂 稜真。妹を返して欲しければ一人で××倉庫へ来るべし。” そう書かれた紙がテーブルの上に置いてあった。 “龍崎” その名前を残して。 「おい龍崎!妹を返せ!」 俺は約束通り指定された場所へ一人で来た。 「お兄ちゃん、助けて!」 倉庫の2階には龍崎と一緒に香那がいた。 「香那!今助けるからな!」 近づこうと、階段を上ると足元を発砲された。