臥薪嘗胆の主





「…紫水。」






「ん。」










「クソガキが…調子乗んなよ?」








…相当怒ってるな。










「おいで…紅月。」











鈴音がそう言うと、鈴音と契約を交わした龍神“紅月”が姿を現した。








それは一般人には見えないもので、龍神持ちの人にしか見えない。