臥薪嘗胆の主




稜真side




社長は大丈夫だろうか…。






「…早く済ませよう。」






紫水は社長のことが大切だからこそ、楼をずっと試すように見ている。








「こんな仕事2分で終わるよ、私と紫水なら。」








そう言って鈴音は車から降りた。










「犯人に告ぐ〜…死にたくなけりゃ今すぐ降りてこい。」









飛行機に乗りかけている犯人を逆撫でするような言葉を発した。









「うるせえ!!死にたくなけりゃ黙ってろババア!!」









…やばい。