「それがね〜そうはいかないのだよ〜。ほれ。」 欠伸をしながら夜さんが見せたのは一枚の紙。 「近くの銀行で銀行強盗。犯人は逃走用の飛行機を用意させて逃げようとしてる。銀行員の中に撃たれた人もいるから〜…鈴音と紫水!行ってらっしゃ〜い。」 淡々と喋りながらも要点は伝えてる… 「あ、楼も行く?」 「へっ?」 急に振られて変な声が出た。 「社長、楼はどんな龍神かもわからないから危険では…」 龍神…?