そしてその血を継ぐ夜さんを…殺せないこと。 「…みんな、下がってて。」 ふらつく身体で立った夜さんは日向をみた。 「日向…僕は感謝してるんだ。」 そういった夜さんの目からは…まるで涙のように血が出てきた。 「…嫌味か?」 その2人には、2人しかわからない世界があった。