「…ふ、バカだな。」 …なんで笑ってるんだ…? 「死ね…日向 蓮。」 …嫌だ。 この、手に残る、生温い感覚… 「なん、で……」 回らない頭で考えた。 「社長!!」 …どうして、みんながここに… 「なにをしてるの…楼くん…」 俺の手は、日向ではなく、前に出てきた夜さんを貫いていた。