“主…様……” …声が、聞こえる。 “どうして…答えてくれないのですか…” 悲しく、叫ぶ声が。 “…もう、いいです……” 手を伸ばしてももう、その白い手には届かなかった。 「……夢、か…」 でも…手を伸ばした感覚が、残ってる。