ビルに入ってく緋雨。 「紫水、静かに後をつけるぞ。」 ここに、なにがあるんだ…。 「…やっぱり、来たか。」 ビルの中で1つ、電気がついた部屋から出てきたのは… 「日向 蓮…」 ペインの社長、日向 蓮だった。 『出せ………アイツを……出せ……』 緋雨は、前に聞いた綺麗で透き通った声ではなく…低く誰かを深く恨んでいるような声だった。