“主様…憎しみは、どうしたのです…?” 最近、緋雨の様子がおかしい。 “もう、彼奴らは憎くないというのですか…” 緋雨が言うのは、先生や友達の事だ。 「…夜さんと出会って…不思議と俺、憎しみとか恨みとかすっかり忘れちゃった。」 “…そうですか。” 緋雨と少し話をした後、俺は眠った。