惆悵side 「きっとこの先何百年と年を費やしても、龍神が人間に取り憑く理由は解明されないでしょう。」 何故なら、龍神はその人間を選び 憑くのだから。 「“救済”。その気持ちを主に示せば私達はその人に憑く事が出来る。」 その代わり私達は自由を失う。 「…そんなもの、龍神にとってはマイナスな事しかないと思われがちです。…が、龍神にとっては簡単な話で主様の体を奪えば良いのです。」 そうすれば人間界でも生きていけるでしょう。 「…前置きはこの程度に。本題です。」