副総長さんは、どうやら私のことがほっとけないみたいです。







元々右京さんとは仲が良かった……というより、私が引っ付いてまわってた。


幼馴染みのひとつ年上のお兄さん。



誰にでも優しいけど、そんな中でも一際わたしをお姫様みたいに扱ってくれる、まさに王子様。






右京さんはいつも私と登校をしていた。


小学校も、中学校も。

中学校は右京さんがひとつ年上だから、お互い違うところへ行くのに、何故か右京さんは変わらず私を迎えに来た。



そこには透真もいたのだけれど、“あの出来事”を境に、私が距離をとった。

透真もそれを感じて、朝食を共にとると、すぐ学校へ向かってしまう。




そんな透真が今年にはいって、朝食すら一緒にとらなくなった。

多分だけど、入ってる暴走族で上の地位になったからかな……




本人からは聞いてないけど、そう、噂にきく。







そんな私を見かねて、右京さんはこれまでより1時間早く家に来て、私と朝食をとるようになった。






そこから登校まで毎日一緒。




高校は違うけど、右京さんはいつも遠回りしてくれる。