「……ひよは、千里さんに少し似てる」 「えっ?」 カリスマ性を持ち合わせた透真に、すごく悪い意味で似てないひよさんと僕が似てるの? ……嬉しくないんだけど。 「なんで似てるとおもうの?」 納得いかなくて、ちょっと不機嫌めにきいてみる。 透真は少し寂しげな顔をした。 「……他人に、執着しないところ」 「え」 「だから、なんか纏ってる空気が似てる」 そう言うと、透真は自身の持ってきたスクールバッグを手に取り、 「授業いってくる」 そういって、音楽室を出ていった。