「どうした、透真」
理斗が声をかけると、洗濯物のように窓に項垂れてた透真が顔をあげる。
そして、ジーっと理斗を見つめると、
「……理斗さんは、妹と仲いいよね?」
「あ? いいけど」
「じゃー、ヤダ」
妹と仲いいとか、だから嫌だとかもう本当によくわからない。
透真はまた大きなため息をつく。
そして、チラッと僕の方を向いた。
……なんだろう?
「俺、千里さんがどうしたの?って聞いてくれたら話す」
「え?」
「俺、千里さん大好きだもん」
ええー……
「そっか、じゃあ千里、話聞いてやれ」
「……泣かないで理斗」
「……泣いてねぇよ」
……これくらいでなんで若干涙声なんだろう。
理斗は変なところでバカだからなぁ……
僕は項垂れている透真の傍にいく。
仕方がないから。
「……どうしたの、透真」
「ひよに」
「え」
「ひよに、舌打ちしちゃった………………」
「え……っ」
って、
「ひよって」
確か……透真のお姉さんだっけ?
双子だからお姉さんっていっても……だけど。


