次の日。いつものように朝学校に着いて、自分の下駄箱を開けた私。
そしたら今日は中に何も入っていなかったので、思わずホッとした。
……ふぅ。さすがに今日は手紙なんて入ってないよね。
昨日は見た瞬間ドキッとしたからな。
そういえば一ノ瀬くん、あの本どうしたんだろう。
まあ仮に読んだとしてもあの文量じゃ、相当な読書好きでもないと、長すぎて一日じゃ読みきれないよね。
なんて、登校して早々彼のことを思い浮かべてしまった自分に少しビックリしながらも、教室へと向かう。
カバンを置いて席に着いたら、璃子がさっそく声をかけてきた。
「おっはよ~!雪菜」
「おはよう」
私が挨拶を返すなり、身を乗り出してくる彼女。
「ねぇ、そういえばさっき彼方くんがうちのクラスに来てたんだけどさ-、すぐに帰っちゃって。雪菜の席のあたりでキョロキョロしてたから、たぶんあれ、雪菜に会いに来たんだと思うよー」
「えぇっ!」
そしたら今日は中に何も入っていなかったので、思わずホッとした。
……ふぅ。さすがに今日は手紙なんて入ってないよね。
昨日は見た瞬間ドキッとしたからな。
そういえば一ノ瀬くん、あの本どうしたんだろう。
まあ仮に読んだとしてもあの文量じゃ、相当な読書好きでもないと、長すぎて一日じゃ読みきれないよね。
なんて、登校して早々彼のことを思い浮かべてしまった自分に少しビックリしながらも、教室へと向かう。
カバンを置いて席に着いたら、璃子がさっそく声をかけてきた。
「おっはよ~!雪菜」
「おはよう」
私が挨拶を返すなり、身を乗り出してくる彼女。
「ねぇ、そういえばさっき彼方くんがうちのクラスに来てたんだけどさ-、すぐに帰っちゃって。雪菜の席のあたりでキョロキョロしてたから、たぶんあれ、雪菜に会いに来たんだと思うよー」
「えぇっ!」



