私が戸惑った表情を浮かべると、彼は開いている前の席にサッと腰掛け、私の机の上に片手で頬杖をつく。
「スマホでやりとりできないなら、いっそのことアナログな手段でいこうかと思って。それに、手紙のほうが気持ち伝わるだろ」
「え……」
それで普通、手紙なんか書くかな?
一ノ瀬くんって絶対普段手紙なんて書くようなキャラじゃない気がするんだけど。
「だからって、下駄箱に入れないでよっ。見られたら恥ずかしいし、一瞬嫌がらせかと思ったでしょ」
「あぁ、そっか。ごめんごめん。それなら直接手渡ししたほうが良かった?」
「そういう意味じゃなくてっ」
「ははっ」
私が少しムッとした顔で言い返すと、彼はなぜかクスクスと楽しそうに笑いだす。
何がそんなに楽しいんだろう。
「スマホでやりとりできないなら、いっそのことアナログな手段でいこうかと思って。それに、手紙のほうが気持ち伝わるだろ」
「え……」
それで普通、手紙なんか書くかな?
一ノ瀬くんって絶対普段手紙なんて書くようなキャラじゃない気がするんだけど。
「だからって、下駄箱に入れないでよっ。見られたら恥ずかしいし、一瞬嫌がらせかと思ったでしょ」
「あぁ、そっか。ごめんごめん。それなら直接手渡ししたほうが良かった?」
「そういう意味じゃなくてっ」
「ははっ」
私が少しムッとした顔で言い返すと、彼はなぜかクスクスと楽しそうに笑いだす。
何がそんなに楽しいんだろう。



