――キーンコーンカーンコーン。
二時間目の授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。
私はさっそく教科書とノートを机の中にしまうと、カバンからいつものように文庫本を取り出した。
休み時間は基本、自分の机に座って読書をしている私。
もちろん璃子のところに行って話したり、他のクラスメイトとお喋りすることもあるけれど、どちらかと言えば本を読んでいることのほうが多いような気がする。
好きなことは何かと聞かれたら、まずは「読書」って答えると思う。
そういえば、さっきの一ノ瀬くんの手紙に、『好きなことを教えて』とか書いてあったな。
思い出すと、なんだか妙に恥ずかしい気持ちになる。
男の子から手紙をもらうのなんて、初めてだったから。
あれってべつに、返事とか書かなくてもいいんだよね?
向こうが勝手に書いてきただけだもんね?
って、なんで一ノ瀬くんのことなんか考えてるんだろう私。
それより読書の続き。
二時間目の授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。
私はさっそく教科書とノートを机の中にしまうと、カバンからいつものように文庫本を取り出した。
休み時間は基本、自分の机に座って読書をしている私。
もちろん璃子のところに行って話したり、他のクラスメイトとお喋りすることもあるけれど、どちらかと言えば本を読んでいることのほうが多いような気がする。
好きなことは何かと聞かれたら、まずは「読書」って答えると思う。
そういえば、さっきの一ノ瀬くんの手紙に、『好きなことを教えて』とか書いてあったな。
思い出すと、なんだか妙に恥ずかしい気持ちになる。
男の子から手紙をもらうのなんて、初めてだったから。
あれってべつに、返事とか書かなくてもいいんだよね?
向こうが勝手に書いてきただけだもんね?
って、なんで一ノ瀬くんのことなんか考えてるんだろう私。
それより読書の続き。



