「雪菜!」
するとその時、下駄箱の奥のほうから彼方くんの声がして。
振り向いたらそこにはすでに靴を履き替えて待っている彼の姿があった。
「あ、彼方くん」
すぐさま自分も靴を履き替え彼の元へ急ぐ。
「おまたせっ。ごめんね、遅くなって」
すぐそばに駆け寄り声を掛けたら、彼方くんはニコッと優しく笑うと、そのまま自然に手を繋いできた。
「ううん、大丈夫だよ。帰ろっか」
さりげなくギュッと握られた手にドキドキしてしまう。
彼方くんは人前でも平気で手を繋いでくるから、私はいまだにそれに慣れなくて、いつも照れてしまうんだ。
「……そういえばさっき、あの遠矢先輩って人と話してた?」
すると、昇降口を出たところで急に彼方くんが話しかけてきて。
その言葉に、先ほど陸斗先輩と話しているのを見られたんだと気が付いた私は、わけもなくドキッとしてしまった。
するとその時、下駄箱の奥のほうから彼方くんの声がして。
振り向いたらそこにはすでに靴を履き替えて待っている彼の姿があった。
「あ、彼方くん」
すぐさま自分も靴を履き替え彼の元へ急ぐ。
「おまたせっ。ごめんね、遅くなって」
すぐそばに駆け寄り声を掛けたら、彼方くんはニコッと優しく笑うと、そのまま自然に手を繋いできた。
「ううん、大丈夫だよ。帰ろっか」
さりげなくギュッと握られた手にドキドキしてしまう。
彼方くんは人前でも平気で手を繋いでくるから、私はいまだにそれに慣れなくて、いつも照れてしまうんだ。
「……そういえばさっき、あの遠矢先輩って人と話してた?」
すると、昇降口を出たところで急に彼方くんが話しかけてきて。
その言葉に、先ほど陸斗先輩と話しているのを見られたんだと気が付いた私は、わけもなくドキッとしてしまった。



