そして、それだけ言い放つと、逃げるように教室を後にしてしまった。
行くあてもなく廊下を突き進み、角にある女子トイレの前まで来たところで、中にある個室に入り、そこで呼吸を整える。
どうしよう。なにやってんだろう、私。
これじゃ、あからさまに彼のこと避けてるみたいだ。
彼方くん、変に思ったよね、絶対。
だけど、じゃあ他にどうすればよかったの?
わからないよ。
もうわからない。何をどうしたらいいのか。
彼の本音を知ってしまって、これから自分がどうすればいいのか……。
なんだかもう苦しくてたまらなくて、そのまま個室の中でこっそり泣いてしまった。
.
*
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行くあてもなく廊下を突き進み、角にある女子トイレの前まで来たところで、中にある個室に入り、そこで呼吸を整える。
どうしよう。なにやってんだろう、私。
これじゃ、あからさまに彼のこと避けてるみたいだ。
彼方くん、変に思ったよね、絶対。
だけど、じゃあ他にどうすればよかったの?
わからないよ。
もうわからない。何をどうしたらいいのか。
彼の本音を知ってしまって、これから自分がどうすればいいのか……。
なんだかもう苦しくてたまらなくて、そのまま個室の中でこっそり泣いてしまった。
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