ふざけたように笑いながらそんなふうに言われて、顔をしかめる私。
もう、璃子ったら、すぐこういう変な冗談ばっかり言うんだから。
「ど、どっちにするとか、ないからっ。それに私、陸斗先輩のことなんてなんとも思ってないよ!」
思わず言い返したら、璃子がそこでまたニヤッと笑う。
「ふーん。じゃあ、彼方くんのことは?」
「えっ。そ、それは……」
不意を突くような質問に、ギョッとして、うろたえる私。
どうしよう。なんか璃子、私の気持ちに感づいてるのかな。
意外と鋭いところがあるからなぁ。
「と、友達だよっ」
精いっぱい平静を装って答えたけれど、たぶん、顔が赤くなっていた。
.
*
.
もう、璃子ったら、すぐこういう変な冗談ばっかり言うんだから。
「ど、どっちにするとか、ないからっ。それに私、陸斗先輩のことなんてなんとも思ってないよ!」
思わず言い返したら、璃子がそこでまたニヤッと笑う。
「ふーん。じゃあ、彼方くんのことは?」
「えっ。そ、それは……」
不意を突くような質問に、ギョッとして、うろたえる私。
どうしよう。なんか璃子、私の気持ちに感づいてるのかな。
意外と鋭いところがあるからなぁ。
「と、友達だよっ」
精いっぱい平静を装って答えたけれど、たぶん、顔が赤くなっていた。
.
*
.



