まっすぐな目で見つめられて、ドキドキと鼓動が早まっていく。
私が何も答えられずにいたら、彼は静かに語り出した。
「確かに俺、今までたくさん彼女がいたのは本当だし、チャラいって思われても仕方ないところあるかもしれないけど。それでも、遊びで付き合ったことは一度もないよ」
「そ、そう、なんだ……」
そういえば、前にもそんな話をしてたっけ。
「結局誰とも長くは続かなかったけど、それはたぶん俺自身が相手のことを本気で好きになれてなかったからで……。それに気づいてからは俺、彼女つくってないし」
その言葉を聞いて、ハッとする。
確かに、ここ最近彼方くんに彼女がいないことは璃子も言ってたけど、一応それには理由があったんだ。
「でも、雪菜は違う」
「えっ?」
「雪菜は俺が、初めて本気で好きになった人だから」
彼方くんが、再び私をじっと見据える。
「こんなにマジになったの、初めてだし。雪菜は俺のこと、まだ完全には信じられないかもしんないけど、俺の気持ちはずっと変わらないから」
「……っ」
彼の右手がそっと、私の左手に重なる。その瞬間、ドクンと跳ねる心臓。
「本気で幸せにしたいって思ってるから」
私が何も答えられずにいたら、彼は静かに語り出した。
「確かに俺、今までたくさん彼女がいたのは本当だし、チャラいって思われても仕方ないところあるかもしれないけど。それでも、遊びで付き合ったことは一度もないよ」
「そ、そう、なんだ……」
そういえば、前にもそんな話をしてたっけ。
「結局誰とも長くは続かなかったけど、それはたぶん俺自身が相手のことを本気で好きになれてなかったからで……。それに気づいてからは俺、彼女つくってないし」
その言葉を聞いて、ハッとする。
確かに、ここ最近彼方くんに彼女がいないことは璃子も言ってたけど、一応それには理由があったんだ。
「でも、雪菜は違う」
「えっ?」
「雪菜は俺が、初めて本気で好きになった人だから」
彼方くんが、再び私をじっと見据える。
「こんなにマジになったの、初めてだし。雪菜は俺のこと、まだ完全には信じられないかもしんないけど、俺の気持ちはずっと変わらないから」
「……っ」
彼の右手がそっと、私の左手に重なる。その瞬間、ドクンと跳ねる心臓。
「本気で幸せにしたいって思ってるから」



