豹はカバンを雑に置いて、お母さんが畳んでくれたであろうTシャツに着替え始める。 「汗くさい」 私に向かって投げた制服のシャツを嗅ぐと、豹の汗のにおいがした。 夏って感じ。 「今日どうだったの?試合」 「テスト明けでボロ負け」 ふーん、と言って一度起こした体をもう一回倒す。 部屋には豹が中学生の頃着ていたバスケのユニフォームが吊られている。 目線を横にずらすと、小学校の頃に使ってたサッカーボールが置いてある。