海くんがわたしを好きだなんてそんなことあるわけない。



俺、上手く教えられたかな?


折山さんとの距離が近すぎて緊張して、上手く言い回せなかった気がする。


だけど、理解してくれたみたいでよかった。


そして、折山さんを駅まで送ることに成功した。


これで2回目だ。


ほんとは家まで送りたいけど、それはさすがに警戒されるだろうからやめとく。


折山さんの家は俺の家とは正反対だけど、時間がかかることなんてそんなのまったく苦じゃない。


そりゃ、近いほうがいいっちゃいいかもしれないけど。


だけどもし近かったら、土日にふらっとコンビニなんて行けなくなる。


いつどこで折山さんに会うかわからないなんて、そんなのスリルすぎる。


だからむしろこれくらい離れているほうがいい。


心の距離は、


もっと近くなりたいけれど。