急いで後ろを振り向くと、キッチンと思われる場所にいる亮くんの姿。

「あっ、亮くんだ」

ここがどこか分からない中で、亮くんの姿があって一気に安心する。

と思ったけど、なんで亮くん??

「えっ…ここ亮くんの家…??」

「そうだけど。治療の後めい寝ちゃったから連れたきちゃった。」

「えぇ!?本当に!?ごめんなさい!!!私帰るね!!!」

やっと今の状況を飲み込めて、冷静に考えて超迷惑なやつじゃんと気づいて焦り出す。

「いやいや、そんな焦らないでよ。それよりさ、ご飯作ったから食べよー」

呑気にそんなことを言い出す亮くん。
冷静になるとめちゃくちゃいい匂いがする。