-めいサイド-

ぐーー。

自分のお腹の音で目がさめる。
お腹減った…

それにしてもよく寝た気がするな〜と思い、目を開けると見たことのない風景。

え…??まって、ここどこ!?

黒い布団にうずくまっている自分。

え??…えっ??

寝起きの頭は全然働かなくてプチパニック。

冷静に昨日の記憶を辿ると、あの地獄のような治療のことは覚えてる。

それから…私寝ちゃった…??
やばい、全然記憶がない…。

とりあえず、ここがどこかも分からず、そーっと部屋から出てみると信じられないほどの広くて綺麗なリビングが広がっている。

「テレビでかっ…!」

見たこともないようなでかいテレビに思わず声が漏れる。

「あっ、起きた??」

ふと背後から聞き覚えのある声が聞こえた。