世界一きらいな彼


亮くんはすぐに戻ってきた。
後ろからカズくんも付いてくる。

そしてカズくんの手には見覚えのあるタオルのようなもの。

嫌な予感がする…
と思ったのもつかの間、いきなり亮くんとカズくんに体を拘束される。

そう、前回治療した時と同じ状態。

「ちょっと!やめて!何するの!?泣」

「めい、ごめん。でもめいの協力が必要なの。ちょっと我慢」

「やだー!泣 これ離して!グズん」

泣き叫んだところで私の訴えは無視の2人。

カズくんに頭を固定される。
これってまた痛いことされるの…?泣