世界一きらいな彼


「次削っていくよ」

その言葉とともにキュイーンと聞きたくない嫌な音耳元で聞こえる。

恐怖心から無意識に口を少し閉じてしまう。

「こら、もっとあける」

そう言われ、めいいっぱい口を開く。

振動が伝わってきて、削られている感覚がわかる。
麻酔が効いてて、今のところは痛くない。

思っていたより痛くもなく、徐々に力が抜けていく。

と思ったのもつかの間、いきなり痛みがはしる。

「んっ!いはい!!!泣」

「もうちょっとだから我慢」

必死で痛みを訴えるけども手を止めてはくれない亮くん。

「あーーっ…んっ!泣」

徐々に痛みも増してきて、冷汗出てきた。じっとできずに足ももぞもぞと動き出す。

もう限界かも!と思ったところで亮くんの手は止まった。