世界一きらいな彼


-めいサイド-

亮くんに淡々と怒られた。
亮くんが怒ると本当に怖い。

もうこうなったら治療受けるしかない。そう思い、意を決して椅子に横になる。

すると、無言で目元にタオルがかけられる。視界が暗闇になってこれから何をされるのか!恐怖感が増す。

「お口開けて…もと大きく開けれるでしょ」

亮くんの冷たい声が響く。
これ以上反抗したら怖すぎるから大人しくするしかない。

「昨日した麻酔するよ。」

その言葉とともに口の中に手が入ってきて、歯茎に痛みが走る。

「んっ!!!」

昨日経験した痛みでもやっぱり慣れない。ピクッと体が反応してしまう。

そんな私の体をカズくんが隣から優しくさすってくれてて、少し落ち着く。