-めいサイド-
カズくんに虫歯がいっぱいあったと言われて落ち込んでたら、亮くんが来てしまった。
当たり前だけどマスクにゴム手袋を履いて、ザ・歯医者んさんって感じ。
「メイ、よく来たね。えらいえらい」
そう言って優しく頭を撫でてくれる。
それだけで少し緊張がほぐれる。
左頬を優しく撫でてくれる。
「この腫れとも今日でお別れしようね。痛みはどう??」
「昨日夜は痛くなかった。…今は…ちょっと痛くなって来た」
「麻酔が切れてくる時間だからね」
「…今日も麻酔する??」
「しないと痛いからするよ。今日することの説明していい??」
「…うん。」
「まずね、左上の大きな虫歯なんだけど、結構大きいから神経にまで悪さして痛くなってるの。だから、神経をとって歯の奥のばい菌綺麗にするためにお掃除するからね。」
いろいろ言われてもよくわからない。
「…痛い??」
そう、私にとって1番大事なのは痛いかどうかなのよ。
「麻酔はするよ。するけどね、痛いと思う。」
「……」
「嘘はつけないからちゃんと言っておくね。大人の男の人でも痛い痛いっていう治療だからね。」

