世界一きらいな彼


次の日の朝。
昨日の夜は、亮くんのおかげで久々に痛みから解放されて、ゆっくり寝ることができた。

朝も全然痛くない。

いつもより晴れやかな気持ちで大学へ行く。

「あんた、昨日と打って変わって一段と元気だね…」

花が不思議そうに言う。

「えへへへ。そう??」

「え…なんか今日のめい気持ち悪いよ??」

花がドン引くくらい元気。

午前中の講義も終了して、予約時間の5時まで、図書室で英語の勉強。

時間になって昨日の歯医者へ向かった。昨日とは大違いで足取りも軽やか。

歯医者を目の前にしても、中に入って独特な匂いを嗅いでも嫌な気分にならないのは初めてかも!

この時は昔の治療の記憶なんて一切忘れて、呑気な気持ちになっていた。