世界一きらいな彼


「はい、じゃあお口大きくあけて」

明日が倒れ、電気で照らされて一気に顔がこわばる。

「めい、リラックス。大丈夫だよ。今我慢してる虫歯の痛みに比べたらあっという間に終わる痛みだから。」

そう言われ、ゆっくりと口をあける。
目元にタオルをかけられて視界を遮られる。

そしてゆっくりと虫歯を観察しているのがわかる。

「よし。めい。もう少し大きなお口あけるよ。そう、上手。そしたらね、ちょっと何回かちくっとするから。危ないから絶対にうごいちゃダメだよ。」

そう釘を刺されて、緊張がマックスに。