「はい、そしたらお説教は終わり。」
そう言って頭ぽんぽんとされる。
あぁ、幸せ。
「じゃあ、もう一回口の中見るよ。」
その一言で一気に現実に戻る。
「…あのさ…もうあとは明日に…しない??」
「やっぱり何も反省してないね?」
「ごめんなさいっ!嘘です!!!」
慌ててそう言うと、ニヤッと笑う亮くん。
「ふふ。怒ってないよ、大丈夫。じゃあ時間も遅いし、治療は明日からにしよう。」
「本当に!?」
「うん。ただし、痛む歯の麻酔だけ打って帰ろうね。」
「えっ…いや…あの…薬飲んでしのぐから大丈夫だよ!」
「嘘。めいのことだから痛み止め飲んで効いてるなら、まだこんなところに助け求めに来てないでしょ」
うっ…いろいろ亮くんにはお見通しすぎて怖いよ…

