世界一きらいな彼

思い出したくない記憶

AM3:00

さっきから何度時計を見たことか。
寝たいのに眠れない。
見るたびにどんどん時計の針は進んでいく。

明日も朝1の講義あるから早起きしなきゃいけないんだけどな…。

暗闇の中スマホを開いて、ある人のラインを開き文章を打つ。
けど、送信ボタンを触る勇気は出ない。さっきからこれの繰り返し。

相手は木村亮。

お兄ちゃんの幼馴染で、2人目の本当のお兄ちゃんみたいに良くしてくれてた人。

もう大学に入って2年くらい一切連絡は取っていない。