世界一きらいな彼


-めいサイド-

「まず、何でこんなに大きな虫歯になるまで放っておいたの?」

目をまっすぐと見てくる亮くん。
思わず目をそらしちゃう。

「こら、下向かないの。」

そう、顔を両手で挟み、無理矢理顔を上げさせられる。

「放っておいたら、いずれこうなることは分かってたよね??昔から何回も同じ失敗繰り返してるし。」

「……」

亮くんの言うことは正論すぎて何も言葉が出てこない。

「何も言えない?そしたら質問変えるよ。何で定期検診来なかったの??」

うっ…。絶対そのことは言われるって分かってたけど…痛いところついてくる。

「そもそも検診もちゃんと来てたらこんなことにはならなかったよ。こうなったら可哀想だから、俺何度かラインもしたよね??でもめいは全部無視。だからもういいやって思ったんだよね、俺。」