ムカつくけど、昔からみてきためいのことを突き放すことはやっぱりできなくて…中に入れた。

受付の子が迷惑そうにしている。

「ごめんね。後は俺がやるからもう帰っていいよ。」

そう言うと、嬉しそうに帰る準備を始めた受付の子。

さてと、きっと2年も診てないから酷いことになってるんだろうな。

ちょっと一回痛い目みないと、めいは分からない。少し厳しくしよう。

「ほら、ここに座って。自分から来たんだからまさか逃げないよね??」

めいが逃げ出さないように1番奥のチェアに座るように促す。

治療室に一歩入って、一気に緊張しだしたのか、入り口で立ちすくむめい。

冷たく声をかけるとゆっくりと歩いてきた。