死線ーシセンー(スローペースで更新)

再び、私は口を開く。


「それもさ……あの事件が起きてからよね……?」


「あの事件って……もしかして?」


「うん…。奈美が自殺したって事件」


そう。


全ては、あの日から起こり始めてる。


学校にいても家にいても寝ていても……。


とにかく誰かに見られてるような、そんな鋭い視線が。


もしかして、視線の正体って……奈美?


「ふはは。まさか死んだ奈美が俺らを常に監視してるってワケか?」

強が行儀悪く机の上に足を乗せて、そんなことを言う。