奈美とお勉強会をした日のこと。



お泊まり会をしたこと。


お互いの恋バナを話すことだってあったっけ。


昨日のことのようにいつでも思い出せる。


それほど、奈美との思い出はあまりに鮮明で綺麗すぎるの…。


忘れられるわけがないの。


どうして死んでしまったの?


また瞳の奥の方から、熱いものが溢れてきて。


一雫私の頬を伝った。




ふと私は、奈美の机の引き出しの方へと視線を向ける。