奈美の最期のそばに自分がいられなかったこと。


奈美の苦しみに気付けなかったこと。



死ぬなら……私で良かった。



なんで奈美なの?


この思い何処にぶつけたらいいの?


誰か教えてよ!!!!



「あーちゃん……」

おば様は私をそっと抱きしめながら、また一つ涙を流した。



「……おば様。一つお願い聞いてもらってもいい……?」


「もちろん。何かしら?」


「最後に…奈美の部屋に入ることを許して……」


「え?」