姫花はようやく仕事を再開することにしたのだ

だが、2ndの写真集はいまだに発売未定のまま・・

このままお蔵入り・・とも噂されている

「なんか、ここでゆっくりするのも久しぶり・・・」

姫花はAQUA店内をゆっくり見回す

「ひとりで暢気でむかつくわ!!!」

姫花に翻弄されまくったガクを一番間近で見ている分、りんは怒りが収まらない・・

「だから、ごめんってば!!」

そんなりんに姫花は近寄る

「ちょっと! それ、ちゃんと謝ってないでしょ!」

「りんちゃ~ん! 怒んないでっ お顔にシワが刻まれちゃうッ!!」

と姫花はりんの眉間を指でツンツンとしている

「もう! 姫花!!!!」

からかわれて、りんは立ち上がって怒り出した

そんな、りんを下から眺め、姫花は、りんの手をひっぱり、もう一度座らせた

そして、姿勢を正し、りん、咲、大吾に向き合い

「今まで、本当にごめんなさい・・ きっと少しは大人になれたと思うので、もう少し、見捨てないで付き合ってください・・」

と頭を下げた

大吾は、そんな姫花の肩を叩き顔を上げさせ

咲は、姫花の手に自分の手を重ね、微笑んだ

「ったく・・ お姫様なんだから・・・」

とりんも目を細め微笑むのだった