「頭・・あげれば?」

日向は龍馬から視線を外した

「龍馬・・ お前の覚悟はわかった でも、今回の行動は・・勝手すぎる」とガクは龍馬の後頭部に向かって口を開いた

「本当に・・すみませんでした」

龍馬は、さらに深く頭を下げた

「・・・とりあえず、座れ」

と、ガクは賢次に視線を移した

賢次は、龍馬をソファに座らせ、自分もその隣に腰を下ろした

潤也は、キッチンから人数分のカップとコーヒーを持ってきて、ソファではなく、床に直接腰を下ろした

「姫花は、どうなの?」

賢次は、遠慮がちにガクに視線を向けた

「昨日の、会見を見て、倒れた・・ 今は、薬で寝ているよ」と話すガクの表情は固い

「今夜の番組に姫は連れていかない 俺達だけで行く」と日向

「りんと、咲が放課後こっちに来ることになってるし、大吾も仕事が済み次第ここに来るって・・」と潤也


「アレはどうなってる?」

「そっちはどうだ?」


こうして、5人は、コレまでの記事に目を通したり、生番組出演に向けて準備を進めていったのだった