本当の幸せ
恋愛(ピュア)
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かざの/著
- 作品番号
- 1515573
- 最終更新
- 2018/07/24
- 総文字数
- 1
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 17
- いいね数
- 0
プロローグ
やることもなく暁(あかつき)美香(みか)は、だらーっと今日を過ごしていた。いつもは暇なとき勉強をしているのだけれど、今日はやる気がでない。双子の妹由香(ゆか)も遊びに行ってしまっているのでなおさらやることがない。ため息をついてとりあえず宿題を始めようとランドセルを引き付けてプリントを取り出す。いつもより長くかかった宿題の最後の問題に鉛筆をおいた美香の手が止まった。この問題は一人では解けそうにない。おそらく隣の部屋にいるであろう姉の由美香(ゆみか)に手伝ってもらうことにした。
「お姉ちゃ…」
言いかけた美香の口が動かなくなった。彼女は彼氏といるようだけど何か様子がおかしい。
「なんでわからないんだよ!」
「わかるわけないよ。望(のぞむ)くん、いつもなに考えてるかわからないんだもん」
丁度その時「パシン」と乾いた音がした。
「もうお前なんか、知らないからな」
美香は望にばれないように自分の部屋に戻り机に向かった。由美香のすすり泣きが聞こえる。
翌日、美香は空白を1ヵ所残した宿題を持って学校へ向かった。
やることもなく暁(あかつき)美香(みか)は、だらーっと今日を過ごしていた。いつもは暇なとき勉強をしているのだけれど、今日はやる気がでない。双子の妹由香(ゆか)も遊びに行ってしまっているのでなおさらやることがない。ため息をついてとりあえず宿題を始めようとランドセルを引き付けてプリントを取り出す。いつもより長くかかった宿題の最後の問題に鉛筆をおいた美香の手が止まった。この問題は一人では解けそうにない。おそらく隣の部屋にいるであろう姉の由美香(ゆみか)に手伝ってもらうことにした。
「お姉ちゃ…」
言いかけた美香の口が動かなくなった。彼女は彼氏といるようだけど何か様子がおかしい。
「なんでわからないんだよ!」
「わかるわけないよ。望(のぞむ)くん、いつもなに考えてるかわからないんだもん」
丁度その時「パシン」と乾いた音がした。
「もうお前なんか、知らないからな」
美香は望にばれないように自分の部屋に戻り机に向かった。由美香のすすり泣きが聞こえる。
翌日、美香は空白を1ヵ所残した宿題を持って学校へ向かった。
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