クールな彼はバーテンダー






圭ちゃんは時折顔を歪めながら
雅也さんの過去について語った




「………これが真実だよ
マスターは…ずっとずっと……
一人で抱えていた
俺もほんとについ最近聞いたばっかり」




私は雅也さんのこと何も知らなかった……




それなのに…自分だけが
傷ついたみたいに落ち込んで…




私より雅也さんの方が
何倍も辛かったと思う……