購買でお目当てのパンを買い、教室へ戻る途中でちーちゃんはニヤニヤとした笑みを浮かべた。





「昨日の帰りはどうだった?何かあった?」


「えっ!べ、別になんにもないよ?」





何かあったかと言えば、悠乃が私を大いにからかってたくらいだけど…





「ほんとに?」


「う、うん…悠乃がいつもみたいに私のことからかってくるくらいで…」





そう言って私は苦笑いを浮かべた。





「え!なにそれ聞きたい聞きたい」





ちーちゃんは目を輝かせ、ジッと私を見つめてきた。





私がただ恥ずかしいだけだから、あんまり話したくはないんだけど…


あ、でもちーちゃんならいい対処法を教えてくれるかもしれないっ





「実は…」





私は昨日あった出来事をちーちゃんに話した。