そんな当たり前のことが今は出来ない。





どうして、なんだろう…?





私は自分の中で起きている、気持ちの変化に気がつくことが出来なかった。





…でも、いつまでもこんなのってよくないよね。





明日、ちゃんと悠乃に謝ろう…!





まだ自分でもどうしてこうなっちゃったのかよく分からないけど、ちゃんと説明したら悠乃だって分かってくれるはずっ





悠乃とぎこちない関係でいるのは嫌だしっ





今まで通り幼馴染として接するんだっ





それで…鶴見さんとのこともちゃんと応援してあげないとね。





私は自分の胸を締め付ける苦しみに気づかないフリをし、何とか一歩前へ進もうと努力した。





…大丈夫。


こんなのは、きっと気まぐれだから。