強引な彼の甘い溺愛に囚われて!


「まだマキと出かけたこともないし。マキさえ嫌じゃなければ…」

「行く!准一さんとお買い物…!」


私は目を輝かせて准一さんを見つめた。

嬉しい、一緒に出かける機会を作ってくれるなんて。

楽しみでしょうがない。


「テスト頑張ったみたいだし。ご褒美あげないと、ね?」


准一さんにみっちり扱いてもらったおかげで点数はかなりよかったと胸を張っていれた。

すると、准一さんは何かを思い出したかのように、不敵な笑みを浮かべた。


「そういえば…今日買ってきたんだよね、水着?」


リビングから出ようとしたところ、ストップをかけるように私を見上げる。

え…水着ですか?

私、買ったなんて言ってないのに、バレてる?


「……え、あ、うん」

「どんなの?マキの水着姿俺も見たいんだけどなぁ~…?」


玄関に置きっぱなしにしていたショップバッグに目を付けたらしい准一さんは満悦の笑みを浮かべながら私の腕を掴んだ。

……ヤバイ、片付けるの忘れてた。