青空と奇跡

「やめてよ……!やめてよ葵ちゃん!!なんでそんな事言うの!??雛姫のこと好きなんだよね!?なんてこと言うのよ!!!」
「ごめん……、でも本当のことだから」
「……分かってるよそんなこと!でも……信じたくないよ…」
レミちゃんのその言葉には何も言えず、あたしだって信じたくない、って言いたかったけど言う前に涙がこぼれた。
「うぁああああああぁぁ……」

この後長く泣き叫び続け、そのあと別れてそれぞれの家へと帰った。あたしが家に着いたのはいつも家に帰る5時半をとうに超え、10時半になっていた。
「…葵?」
あたしが玄関に入ると、いつもはおかえりと言うはずの心配そうなママの声がしてすぐにリビングから携帯を片手に持った心配そうな顔をしたママが出てきた。
「ママ...」
「葵!!こんな遅くまでどこで誰と何してたのよ!!だいたい連絡もしないで中学生が8時すぎても帰ってこないとかおかしいのよ!何してたのよ!!言いなさい!」
ママはいつものように私を叱りつけた。いつもはママの説教に反抗するあたしも、この日ばかりは反抗する元気もなかった。
「雛姫……」
「雛姫ちゃんがどうかしたの?雛姫ちゃんと遊んでたの?」
それを聞いたママは不審そうな顔をした。