青空と奇跡

「そして...小雪雛姫さんですが、意識不明の重体で入院しています。ぜひお見舞いに来てくれたら嬉しいと親御さんが言っていました。小雪さんですが、いつから学校に来れるかわからないということです。まず意識が戻るのを祈る、とのことです。」

あたしは頭が真っ白になった。倒れるかと思った。

...なんで?...なんで雛姫が...
そしてあたしは自分を責めた。
なんであの時、追いかけてすぐに謝らなかったのか。そうやって放課後までに仲直りをしていれば、あたしと一緒に帰ってれば事故に遭うことはなかったのに...
そうやって後悔した。

雛姫が、事故に遭った。
そして、意識不明の重体。
なんで?どうして?どうして雛姫なの?
ほかの人だったらよかったのに...

もう何も考えることが出来ず、どうすることもできなくて。

2時間目が終わり、みんながおしゃべりしている中。中野さんが遅れてきた。
クラスの女子の大半がおしゃべりをやめて中野さんの元に向かう。
「伶美!大丈夫!!?心配してたんだよ、咲たちは大丈夫?」
「中野さん、大丈夫?」
みんな中野さんを心配し、声をかけている。あたしはどうすることもできなくて、ただそれをぼーっと見ているだけだった。