青空と奇跡

あたしは学校に着くまでの間、どんな風に謝ろうか、なんて考えていた。

でも、その行動は無駄になる。
雛姫はまだ来ていなかった。あたしはずっと雛姫を待っていたから結構遅めだった。なのに雛姫はまだいなかった。
嫌な予感がした。

雛姫だけでなく、昨日雛姫と一緒に帰ったあの4人もいなくて。
昨日の帰り、なにかあったのか
大丈夫なのか

あたしはその時、こんなことを考えてしまった。雛姫だけでも無事でいてほしい。他の人なんてどうでもいいから。

なんて...

とにかくあたしは雛姫が無事でいること、4人みんないないのはただの偶然なのだと、祈った。祈ることしかできなかった。
でもその祈りは、ホームルームの先生の話を聞いて無駄になった。

「...なので、放課後掃除当番の人は忘れずにやってください」
先生はそう言うとしばらく黙った。
そこで先生の話が終わると思っていたみんなは、ざわざわし始めた。

少し間を置いた後、また再び先生が話し始めた。
「そして...、少し悲しいお話ですが...」
そこであたしはもう分かっていた。雛姫たちのことだ、と。
「昨日の午後5時ごろ、クラスの女子数名が事故に遭ってしまいました。」