黒豹プリンスと傷だらけのプリンセス

(えっ、それって、もしかして……)


私の頭の中に、あり得ないはずの一つの仮説が浮かんで……

私はガクガクと、小刻みに震え出した。


(あの日……猛獣のように高校生の男達をバラバラにしたのって、私……?)


「プリンセス……どうされました?」

「プリンセス!」


レオパードとオルビが私を気遣ってくれた瞬間……

私の右手の甲に、あの真っ白な痣が光り私の全身は青い光を発し始めた。