「まずは先端恐怖症かな」



「先端恐怖症?」



あまり聞き慣れない



「先が尖ってるものがダメなんだ」



「へ〜」



「あいつに指差すと超キレるよ」



古葉は笑い始めた



「他にもあるんですか?」



「え〜と、そうだな。辛いものとか早起きかな」



そこら辺はどうでもいい



「まあ、あとは内緒だ」



古葉は口にチャックをした



「古葉さんの他の苦手なものは?」



急に黙った



「まあこの話は無かったことにしよう」



古葉はまた寝始めた



「いやいや、寝ないでくださいよ」



また起こした



「ってかどうしたの?ギャンブル大会で誰が優勝したの?」



「ギャンブル大会は優勝者は決まりませんでした。それで僕は一人で次に進むことを決めたので古葉さんにお礼をと」