鳴山は倉間から全てを聞いた



「あ〜…、2択の勝負か…まあギャンブルだしな。30万円もありゃちっと負けても平気でしょ」



鳴山はダイスで勝負してる



可哀相な相手



「18万円負けて、12万円しか残ってないんですよ。相手は哀れみから5千円だけ古葉さんにあげたんですが」



「…なるほどね、古葉はいくら稼げば勝ち上がりって言ってた?」



「いや、聞かなかったです。ただ古葉さんの相手が言ってました」



「いくらだって?」



すると後ろから



「あ〜?それは俺が言ってやるよ」



さっきのロン毛だ



「お前が古葉に勝ったの?」



睨む鳴山とビビる倉間



「だりーな、そうだよ期待してたんだがな」



舌で口を舐めた



「何が起こるか分かんねえな。古葉がこんなキモい奴に負けるとはな」



「あっ?喧嘩売ってんのか?てめえ」



空気がぴりぴりしてやばい



「チッ、まあいいや教えてやるよ、1時間以内にいくら稼げばいいかをよ」



一触即発ムード



ロン毛が話始めた